夜景撮影は三脚でカメラを固定できればベストですが、最近は屋内外を問わず三脚が禁止されている場所が増えています。 高感度の手持ち撮影であれば三脚は必要ありませんが、絞りを開放気味に設定したり、ISOを高くする必要があるため、意図する写真が 撮れないことも。そこで、三脚以外にカメラを固定する方法を紹介したいと思います。
夜景撮影を始めて10年以上が経ちますが、撮影を始めた頃に比べると三脚が禁止されている場所が増えているように思います。 特に関西から関東に移転してからは三脚の使えない展望室や屋外が多いように思いました。三脚が禁止されている主な場所は以下の3つが挙げられます。
屋外であってもテーマパークや民間ビルの敷地内などは三脚が禁止されている場所も少なくありません。敷地内と知らずに三脚を使っていると警備員に注意されることも。敷地の外の公道であれば基本的に問題はありません。右の写真は公道から撮影した例です。
そこで、三脚が使えない場所でもカメラを固定する機材を3つご紹介したいと思います。固定そのものが禁止されるとお手上げですが、それ以外の場所では少しでもシャッター速度が稼げるはずです。
三脚が使えない展望室などで、三脚の脚を外し、雲台をプレートなどに取り付け、カメラを固定する方法です。カメラの固定自体が禁止されていなければ、注意される可能性は低いと思います。私はSLIKの雲台展示プレートを使って固定していますが、プレートは既に販売が終了していて、手作りで作るしか無さそうです。雲台は自由雲台でも3Wayでもどちらでも大丈夫です。
上記の方法よりも手軽な固定方法です。海外製品になりますが、Green Podと呼ばれるクッションには三脚用のねじ穴がついており、カメラを取り付けると安定した状態で撮影ができます。クッションの高さを微調整することで水平を合わせられますが、水準器は必ず使うようにしてください。縦構図はできません。
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