
職業または趣味で写真を撮影する人のことを一般的にカメラマンや写真家(フォトグラファー)などと呼んでいます。多くの方はカメラマンと写真家は同じ意味に捉えているように思われますが、カメラ・写真業界の中ではある程度明確に区別されているようです。
カメラマンを一言で表すと”企業や顧客から依頼を受けて写真撮影に応じる専門家”と言えます。写真を撮影して対価を得ることを職業としており、新聞社の社員として所属する報道カメラマンや結婚式場に所属するブライダルカメラマン、街の写真館で働くカメラマンなどが該当します。写真に対して自己の作品性や芸術性を追求することよりも、依頼者のニーズに合わせた写真を撮ることを主としています。
写真家とフォトグラファーは同じ意味で、フォトグラファーは写真家の英訳になるようです。 写真家は”撮影する写真に対して作品性や芸術性を追求し、アートな作品を生み出す専門家”で、芸術家とも言えます。 主にストックフォトサイトで写真を販売したり、個展を開いたり、写真集などを出版して対価を得ていますが、現実的にこれらの対価だけで生計を立てられる写真家は極めて限られており、多くの写真家はカメラマンや他の職業を兼任しながら写真家として創作活動を続けているようです。