ミラーレスやデジタル一眼レフはレンズ交換型の機種が基本。カメラ店に行くと様々な交換レンズが並んでいますが、夜景撮影にどのレンズを選べば良いかわからない方も多いはず。ここではレンズの種類や選び方について触れたいと思います。
一般的にミラーレスやデジタル一眼レフはレンズ交換型の機種がメインとなっており、カメラ本体と合わせて交換レンズを購入する必要があります。コンパクトデジカメはレンズ一体型がほとんどなので、レンズの性能を意識することが少ないのですが、レンズ交換型はどのようなレンズを買えば良いかわからない人も多いことでしょう。基本的には初心者の場合、カメラ本体にレンズがセットされているタイプ(レンズキット)がオススメです。
いきなり初心者向けにレンズキットの話に入ってしまいましたが、ここからが本題です。ここからは初めて交換レンズを購入する方や、レンズを追加で購入する方を対象としています。まず、交換レンズには大きく分けて2種類あります。
焦点距離をズームリングを回して自由に調整できる。コンパクトデジカメのレンズで光学ズーム(*.*倍など)が搭載されている機種もズームレンズと呼ばれる。夜景撮影ではズームレンズが用いられることが多い。
焦点距離が固定されていて、ズームができないレンズのこと。レンズ本体がコンパクトで高画質な機種が多い。
夜景関係者の多くはズームレンズを愛用していますが、画質やレンズの明るさを重視するなら単焦点もお勧めです。普段はズームレンズを使いながらもカメラバッグに30mm~50mm程度の単焦点レンズを1本入れておくのも良いでしょう。
広範囲の被写体を写すときに活躍します。特に近くで高層ビルを見上げたり、展望室から眼下を見下ろす場合に大活躍します。
肉眼に近い範囲を写すときに使うレンズです。標準ズームレンズは高倍率のレンズが充実しており、一方で単焦点レンズも各メーカーから様々な機種が発売されています。
遠くにある被写体を写すときに活躍します。夜景撮影では遠くにある建物などを撮影することが多く、広角ズームレンズでは焦点距離が足りないこともあります。
これまで交換レンズの種類や焦点距離について取り上げてきましたが、実際にどのような形で交換レンズを用意していくのが理想なのでしょうか。夜景撮影において、お勧めのレンズの選び方について考えてみました。
上記では広角ズーム→単焦点ズーム→超広角・望遠ズームと流れを紹介していますが、あくまで推奨しているだけなので、単焦点が必要に無い方は超広角ズームや望遠ズームを選択しても良いでしょう。展望室などから眼下を見下ろす夜景を撮る場合は超広角ズームがお勧めで、遠くの方にある被写体を捉えるときは望遠ズームレンズがお勧めです。続いて、交換レンズを選ぶ上でのポイントを見ていきましょう。
必ず三脚に固定して撮影するスタイルであれば手ぶれ補正は不要です。手持ちでイルミネーションなどを撮る場合は手ぶれ補正の有無で大きな差が出ます。キットレンズなどに含まれる広角ズームレンズは手ぶれ補正機能を搭載した機種が多いです。
F値は数値が低いほど明るくなりますが、レンズ自体の口径が大きくなるので、デメリットもあります。夜景撮影においては三脚を使う場合、絞り込んで撮影するので、F値はそれほど気にしなくても大丈夫です。
レンズによってゴーストやフレアの目立ち方は大きく異なります。気になるレンズがある場合は雑誌やインターネットのクチコミを参考にすると良いでしょう。必ずしも高価なレンズが優れているとも言い切れません。
レンズのカタログを見ると必ず絞り羽の枚数は記載されています。光源などに発生する光条の形が大きく変化するので、好みに合わせて選びましょう。夜景撮影には7枚~9枚のタイプがオススメです。
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