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感動夜景

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交換用レンズの基本と選び方

ミラーレスやデジタル一眼レフはレンズ交換型の機種が基本。カメラ店に行くと様々な交換レンズが並んでいますが、夜景撮影にどのレンズを選べば良いかわからない方も多いはず。ここではレンズの種類や選び方について触れたいと思います。

初心者はレンズキットの購入がお勧め

一般的にミラーレスやデジタル一眼レフはレンズ交換型の機種がメインとなっており、カメラ本体と合わせて交換レンズを購入する必要があります。コンパクトデジカメはレンズ一体型がほとんどなので、レンズの性能を意識することが少ないのですが、レンズ交換型はどのようなレンズを買えば良いかわからない人も多いことでしょう。基本的には初心者の場合、カメラ本体にレンズがセットされているタイプ(レンズキット)がオススメです。

レンズキット
写真はEOS Mのレンズキット。単焦点レンズと広角ズームレンズがセットになっていて、別々に買うよりはるかに安い。

レンズキットがお勧めな理由

  • (1)レンズキットの方がカメラ本体とレンズを別々に買うよりも安い
  • (2)レンズの知識がそれほど無くても夜景撮影をすぐに始められる
  • (3)初めの1本に最適な標準ズームがセットされているタイプが多い

交換レンズの種類

いきなり初心者向けにレンズキットの話に入ってしまいましたが、ここからが本題です。ここからは初めて交換レンズを購入する方や、レンズを追加で購入する方を対象としています。まず、交換レンズには大きく分けて2種類あります。

(1)ズームレンズ

焦点距離をズームリングを回して自由に調整できる。コンパクトデジカメのレンズで光学ズーム(*.*倍など)が搭載されている機種もズームレンズと呼ばれる。夜景撮影ではズームレンズが用いられることが多い。

  • 大口径で重量のある機種が多い
  • ズーム倍率の高すぎるレンズは画質が落ちる傾向に
  • 高画質なレンズは値段も比例して高くなる

EF24-105mm F4L IS USM

(2)単焦点レンズ

焦点距離が固定されていて、ズームができないレンズのこと。レンズ本体がコンパクトで高画質な機種が多い。

  • F値の低く明るいレンズが多い
  • 構造がシンプルなため、低価格なレンズも多い
  • ズームができない分、被写体に合わせて自身が動き回る必要がある
単焦点レンズ

夜景関係者の多くはズームレンズを愛用していますが、画質やレンズの明るさを重視するなら単焦点もお勧めです。普段はズームレンズを使いながらもカメラバッグに30mm~50mm程度の単焦点レンズを1本入れておくのも良いでしょう。

焦点距離によるレンズ種類

広角レンズ

広範囲の被写体を写すときに活躍します。特に近くで高層ビルを見上げたり、展望室から眼下を見下ろす場合に大活躍します。

  • 焦点距離の目安:10~28mm

16-35mmの作例

EF16-35mm F2.8L 2 USM
CANON EF16-35mm F2.8L 2 USM

標準レンズ

肉眼に近い範囲を写すときに使うレンズです。標準ズームレンズは高倍率のレンズが充実しており、一方で単焦点レンズも各メーカーから様々な機種が発売されています。

  • 焦点距離の目安:30~50mm

50mmの作例

単焦点レンズ
SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

望遠レンズ

遠くにある被写体を写すときに活躍します。夜景撮影では遠くにある建物などを撮影することが多く、広角ズームレンズでは焦点距離が足りないこともあります。

  • 焦点距離の目安:70~500mm

70-200mmの作例

望遠ズームレンズ
SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS

交換レンズを選ぶ流れ・ポイント

これまで交換レンズの種類や焦点距離について取り上げてきましたが、実際にどのような形で交換レンズを用意していくのが理想なのでしょうか。夜景撮影において、お勧めのレンズの選び方について考えてみました。

  • (1)初めての1本は広角ズームレンズ・・・万能で使い勝手が良いため
  • (2)続いて単焦点レンズ・・・単焦点で高画質な作品を撮る場合に
  • (3)超広角ズームか望遠ズームレンズ・・・広角ズームでカバーできない焦点距離で撮る場合に

上記では広角ズーム→単焦点ズーム→超広角・望遠ズームと流れを紹介していますが、あくまで推奨しているだけなので、単焦点が必要に無い方は超広角ズームや望遠ズームを選択しても良いでしょう。展望室などから眼下を見下ろす夜景を撮る場合は超広角ズームがお勧めで、遠くの方にある被写体を捉えるときは望遠ズームレンズがお勧めです。続いて、交換レンズを選ぶ上でのポイントを見ていきましょう。

(1)手ぶれ補正機能の有無

必ず三脚に固定して撮影するスタイルであれば手ぶれ補正は不要です。手持ちでイルミネーションなどを撮る場合は手ぶれ補正の有無で大きな差が出ます。キットレンズなどに含まれる広角ズームレンズは手ぶれ補正機能を搭載した機種が多いです。

(2)F値

F値は数値が低いほど明るくなりますが、レンズ自体の口径が大きくなるので、デメリットもあります。夜景撮影においては三脚を使う場合、絞り込んで撮影するので、F値はそれほど気にしなくても大丈夫です。

(3)ゴースト・フレアの程度

レンズによってゴーストやフレアの目立ち方は大きく異なります。気になるレンズがある場合は雑誌やインターネットのクチコミを参考にすると良いでしょう。必ずしも高価なレンズが優れているとも言い切れません。

(4)絞り羽の枚数

レンズのカタログを見ると必ず絞り羽の枚数は記載されています。光源などに発生する光条の形が大きく変化するので、好みに合わせて選びましょう。夜景撮影には7枚~9枚のタイプがオススメです。

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