夜景写真を撮る方は誰もが「綺麗な夜景写真を撮りたい!」と思っているはず。夜景撮影は天候に恵まれていることや、技術を磨くことも大事ですが、機材選びも重要なポイントになってきます。ここでは夜景写真の画質が決まるポイントを解説します。
夜景写真を撮る上で機材選びは重要になってくるのですが、機材選びの決め手となるポイントは他の撮影ジャンルと大差はありません。一般的な解説になりますが、機材面では以下の4つのポイントが大きく影響します。
夜景撮影において、カメラ本体の撮像素子(センサー)の大きさは重要になってきます。 撮像素子が大きいほど解像感が高い写真が撮れ、特に高台から見下ろす夜景を撮る時には力を発揮します。 デジタル一眼レフであれば最低でもAPS-Cサイズ、ミラーレスの場合はマイクロフォーサーズ以上が望ましいと言えます。
一時期、携帯カメラやコンパクトデジカメで熾烈とも言える画素数競争がされていました。とにかくメーカーは画素数を上げて新機種を発売していましたが、”画素数の大きさと写真の美しさ”は必ずとも比例しません。同じ撮像素子の大きさであれば画素数は低い方が高画質・低ノイズになるため、あえて画素数を低いカメラを選んだ方が良い場合も。右の図を見て頂くと一目瞭然ですが、高画素な撮像素子ほど1ピクセルあたりの受光面積が狭くなり、ノイズが目立つ原因にもなります。
「画像処理エンジン」と聞いてもピンと来ない方が多いと思いますが、撮像素子が受け取った電気信号をデータに変換する重要な役割をになっています。同じ撮像素子サイズや画素数であっても、画像処理エンジンの性能によって耐ノイズ性や連写性能などに大きく影響を与えます。そのため、なるべく新しい画像処理エンジンを搭載したカメラがお勧めです。
夜景撮影においてレンズ選びも重要です。交換レンズは様々なバリエーションがありますが、価格が高いほど画質に優れた傾向が見られます。ただ、レンズの解説でも詳しく取り上げますが、描写力だけを基準にするだけでなく、夜景撮影の場合はゴースト・フレアの目立ち具合も購入前にチェックしておくことが望ましいと言えます。雑誌やインターネットのレビューをチェックするか、夜景撮影に詳しいカメラマンに聞いてみるのも良いでしょう。
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