大阪/堺泉北臨海工業地帯の工場夜景|撮影&ドライブスポット

MENU

工場夜景特集

大阪府/堺泉北臨海工業地帯の工場夜景

大阪府/堺泉北臨海工業地帯の工場夜景(11)

大規模な石油化学コンビナートを有する関西でも有数の工業地帯。堺市・高石市・泉大津市にまたがり、工場夜景スポットも多数点在する。姫路や四日市に比べて認知度が低いためか、訪れる人が少なくゆったりと観賞・撮影が楽しめるのがポイント。



大阪府/堺泉北臨海工業地帯エリアの解説

大阪府/堺泉北臨海工業地帯の解説
築港浜寺西町から撮影した焦点距離:35mmの作例

堺泉北臨海工業地帯は堺市・高石市・泉大津市にまたがる広大な工業地域で、東燃ゼネラル、コスモ石油、JXエネルギー、大阪国際石油精製などの製油所が立地している。三井化学、宇部興産などの化学系工場や日鐵住金などの金属工場もあり、どれほどの規模の工場夜景が楽しめるかと思うとワクワクする。最近は堺市・高石市が工場夜景観光に力を入れており、観光ガイドやパンフレットでも紹介されるケースが増えている。 しかし、川崎市や四日市市のように展望施設や公園などが整っておらず、観賞・撮影ポイントはほとんど公道からとなり、工場と距離があったり、視界が狭いため、訪問できるスポットには限りがある。立地環境としては千葉県の京葉工業地帯に近い(泉大津PAの展望室からは遠目には工場が見える)。 初心者の方が訪問するならできるだけグループ同士で自家用車がおすすめ。もしくは、行政などが主催する工場夜景ツアーに参加して、撮影スポットを巡るのもいいだろう。

夜景撮影のポイント

ほとんどの撮影シーンで望遠レンズが欠かせない

夜景撮影のポイント1
焦点距離約130mmで撮影したが、手ブレが発生

堺泉北臨海工業地帯の工場夜景スポットは工場に近寄れる場所が少ないため、望遠レンズは欠かせない。橋の上など足場が不安定な場所もあるため、丈夫な三脚も合わせて持参しよう。

工場だけでなく、自然や他の構造物も一緒に写す

夜景撮影のポイント2
新浜寺大橋と水面に反射した光を長時間露光で写した

視界が開けた場所が少ないため、工場だけを写すのは構図的にも限界がある。水面に反射した光を写したり、あえて周囲の木々などを一緒に写しても良いだろう。

他のエリアよりも特に気象条件を重視しよう

夜景撮影のポイント3
曇り空で全体がどんよりとしていた (泉大津大橋)

特に堺市側から工場夜景を撮る場合は、天候を見極めることが重要。遠くの工場を写す時に空が映り込んでしまうため、できるだけ晴れていて空気が澄んでいる日を狙いたい。

夕景・夜景撮影の教科書

夕景・夜景撮影の教科書

かんたんフォトLifeシリーズ

夜景写真を撮ったことがないあなたでも、夜景の美しい写真が撮れる! プロの夜景写真家が、 息を呑むほどきれいな夕景・夜景写真の撮り方を基礎から応用まで徹底的に解説。工場夜景の撮り方もしっかりレクチャー。 全国の撮影スポットやRAW現像もたっぷりご紹介。

お求めは全国の書店にて!(2017年11月22日発売)

詳細はこちら

 

FAQ(アクセス方法)

工業地帯へのアクセスとなるため、自家用車が最も適している。路線バスは時間が限られており、夜景目的には向かない。南海本線の駅から徒歩で訪問できるスポットもあるが、最低でも15分程度は歩く必要がある。

  • Q:乗用車でのアクセスは可能ですか?

    車から降りてすぐに工場夜景が見える場所が多いの画像
    車から降りてすぐに工場夜景が見える場所が多い

    A:乗用車があれば基本的に全ての工場夜景スポットにアクセスできる。1日あれば堺市・高石市の全てのスポットも効率良く回れるはずだ。ただし、いずれの工場夜景スポットも付近に駐車場が無いため、停車時は安全面への配慮も欠かせない。 なお、観賞メインで訪問するなら阪神高速湾岸線を走行中に見える石油コンビナートはイチオシ。高速道路上はもちろん駐停車できないので、助手席や後部座席の方に見せてあげると喜んでもらえるだろう。ただし、ドライバーは工場夜景の美しさに見とれないよう要注意。

  • Q:電車でのアクセスは可能ですか?

    A:いずれも南海本線の駅が最寄りとなる。堺市内の工場夜景スポットであれば「石津川駅」「諏訪ノ森駅」「浜寺公園駅」などが最寄り駅となるが、15~30分程度歩く場所が多いため、電車移動はあまり適していない。

  • Q:路線バスでのアクセスは可能ですか?

    A:堺市の築港新町方面は路線バスでアクセスできるが、バスの運行本数が少なく、夕方までの運行となるため、バスでの訪問はおすすめできない。高石市は路線バスが無い。

  • Q:観光バスでのアクセスは可能ですか?

    A:堺市・高石市が工場夜景観光に力を入れていることから、不定期に工場夜景バスツアーを企画している。初心者にはバスツアーが最もおすすめ。

  • Q:クルーザーでのアクセスは可能ですか?

    A:川崎や四日市のように定期運航している工場夜景クルージングは無さそうだが、行政が主催でクルージングツアーを開催するケースがある模様。

  • Q:タクシーでのアクセスは可能ですか?

    A:南海本線の最寄り駅からタクシーで工場夜景スポットに訪問する方法もある。訪問スポット数が少なければ、それほど費用は高額にならないだろう。



工場夜景スポット

検索オプション

高砂1丁目・歩道橋の工場夜景

高砂1丁目・歩道橋

美しさ=4

高砂1丁目にある歩道橋が撮影スポット。一段高い場所から大阪国際石油精製のプラントを見渡せます。望遠レンズを使えば迫力ある工場夜景写真が撮れます。

浜寺公園の工場夜景

浜寺公園

美しさ=2

浜寺公園の水路沿いに整備された歩道が撮影スポット。正面に阪神高速湾岸線の明かりが広がり、遠くには東燃ゼネラル石油のプラントが見渡せます。

 築港浜寺西町の工場夜景

築港浜寺西町

美しさ=3

距離はあるが、化学工場とガス工場を写せる絶好の撮影ポイント。水面に反射した工場の明かりも美しく、夜景観賞にもおすすめ。

石津漁港の工場夜景

石津漁港

美しさ=3

対岸に東燃ゼネラルのプラントが見渡せる知る人ぞ知る穴場スポット。新浜寺大橋も見渡せ、水面に反射した光も綺麗に写せます。

築港新町の工場夜景

築港新町

美しさ=2

歩道からコスモ石油・堺製油所が見渡せます。見える範囲は限られますが、望遠レンズで画面いっぱいにプラントを写せます。



築港新町はまはこべ公園の工場夜景

築港新町はまはこべ公園

美しさ=1
ランキング1位

堺泉北臨海工業地帯にある超マニアックな公園。薄暗い雰囲気の中で製油所のプラントが見渡せます。

築港新町はまなでしこ公園の工場夜景

築港新町はまなでしこ公園

美しさ=2

堺泉北臨海工業地帯で工場が見渡せる貴重な公園。距離はありますが、コスモ石油やリサイクル工場のプラントが見渡せます。

高砂1丁目の工場夜景

高砂1丁目

美しさ=3
ランキング1位

高石市の工場夜景バスツアーのコースにも組み込まれている定番スポット。大阪国際石油精製のプラントが見渡せます。

匠町の工場夜景

匠町

美しさ=3

堺泉北臨海工業地帯が見渡せる穴場スポット。工場とは距離がありますが、望遠レンズを使えばなんとか工場夜景を撮影できます。

泉大津大橋の工場夜景

泉大津大橋

美しさ=2

小松ふ頭と助松ふ頭を結ぶ橋の歩道が撮影スポット。北側の歩道からは正面に製油所のプラントや煙突が見渡せます。工場と距離があるため、望遠レンズが必須です。

浜寺大橋の工場夜景

浜寺大橋

美しさ=2
ランキング3位

新浜寺大橋や阪神高速道路を写せる穴場スポット。東燃ゼネラルの製油所もわずかに見えますが、視界が狭いためアクセントとして入れると良いでしょう。